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社労士試験に臨むためには、
様々な犠牲を払わなければなりません。

合否にかかわらず、です。

合格すればそれも報われる話ですが、
社会保険労務士への道のり】で言っている通り、
この試験は合格しません。

さて、合格できなかったときに、
残るものとは何なのか。
当たり前と言えば当たり前の話ですが、
その当たり前を、あなたの前に突き付けます。








1:周りの人間の失望



社労士試験学習の事前準備】で、
受験の決意表明が大事と書きました。

理由はいくつかありますが、
その一つに、他人のやる気を奮起させるため、
というものがあります。

さて、その受験がダメだったら
どうでしょう。

周りの人間もがっかりします。

周りの人間もショックを受けます。

つまり他人のやる気を削ぐ力があるのです。

こういうネガティブな感情は、
人間誰しも受けたいものではありません。

そうすると本能的に遠ざかろうとするわけです。

頑張っても、どうせダメ。

自分もきっとそうなるかもしれない。

自分はそうなるのだけは嫌だ。

となると、不合格となった人間には、
もうその前までの熱い期待を向けてくれません。

「まぁ次頑張れば」という
無関心な社交辞令を向けられるだけです。

「だってどうせダメだから」という
逆方向の信用を得てしまったわけですから。

この白けた視線、
果たして耐えられるでしょうか?

この態度の変化も、
不合格が2度、3度と続いていくと・・・





2:努力を知らない人からの嘲笑



不合格が2度、3度と続いていくと、
その態度が「娯楽」に変わっていきます。

自分より低いものを貶すことで、
優越感を得る娯楽です。

「やめときゃいいのに」
「大いなる時間の無駄」
「ダメ記録の更新作業」
「他に楽しいことがあるのにもったいない」

不合格を重ねるほど、
その事実がますますその人物を形作り、
それを馬鹿にすることで、
人は面白がりだします。

「あいつはあんな犠牲払って失敗ばかりしている」
「それに比べて全く失敗していない自分は賢い」

実際はただ何もせず怠けているだけでも
相対的に位置の低い人物を利用することで、
何の努力も成功もしていなくとも
優越的な位置を感じることができるわけです。

失敗を重ねて転がり落ちる一方の不合格者は、
楽していい気分に浸れるちょうどいい
おやつ、
ということです。





3:社会的信用の失墜



本試験の帰りの電車で、
以下のような言葉を耳にしました。

「・・・試験前に休んで、それで受かれば
かっこいいけど、休んで落ちたら
かっこわるいよね」

社会人の場合、試験に臨むにあたっては、
試験勉強のために残業を避けたり、
直前期に有休を取得したりと、
勤め先にある程度の影響が出ます。

場合によっては接待を断ったり、
昇進や転勤を保留にすることもあり得ます。

そうまでして試験に臨み、
そして不合格だったらどうでしょう。

ただ単に勝手に仕事しなかった分、
周りの人間が余計に忙しくなって大変だったという
恨みしか残りません。

勉強がいかに大変であろうと、
努力自体は1円にもならず、
他人にとってはむしろマイナスでしかないのです。

当然その損失は、2回、3回と不合格になるごとに
膨れ上がり続けます。





4:社会との隔絶



勉強時間を確保するため、
その他のことを悉く犠牲にする必要が
あります。

好きなミュージシャンのライブフェス、
好きなドラマや映画、アニメ、ゲーム、漫画、
プロ野球の試合やサッカーワールドカップ、
カラオケ、麻雀、旅行、釣り、ゴルフ、飲み会、
合コン、果ては病院に行くことに至るまで、
そこに充てる時間を全て勉強に
充てなければなりません。

当然、不合格になるたびにその期間は増え続け、
3回も不合格になる頃には、
もう世の中のことは何もわからず、
誰とも話を合わすこともできなくなります。






5:人生の空白



試験期間は長丁場です。

もし試験を受けなかったら、
代わりに何ができたでしょう。

転職活動もできるでしょう。
語学留学もできるかもしれません。
習い事でそれなりの技術を獲得することも
できるでしょう。
それがきっかけでいい恋人との
出会いがあるかもしれません。

不合格を重ねる度に、
試験をやらなかったらできたはずの他の
可能性をどんどん失い続けていきます。


加えて、肉体は日に日に年を取って衰えていきますので、
老眼、難聴、物忘れ、疲労、倦怠感が増していく中
物理的にできることも狭まっていく一方です。

何度やっても受かりゃしない試験勉強など早く辞め
できることをできるうちにしておいたほうが、
よっぽど有意義な人生を送れます。





6:まとめ



社労士試験は受かりません。

不合格を重ねるにつれ、
人から馬鹿にされ、疎まれ、見下され、
そして相手にされなくなっていく。

社労士試験は失うものが多すぎるのです。

初めからやらない方が絶対に良いです。

・・・

・・・それでも、やるの?

あんた、変人だよ。





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