business-4520680_1920



試験に限った話ではありませんが、
とにかく人生、時間がありません。
戦わなければなりません。
負ければ、明日はありません。
誇張でなく。








1:時間をひねり出す



さて、テキストも揃い、事前準備も整えて、
いよいよ学習開始となります。

そしてすぐに気が付くはずです。

時間がない、と。

無職やニート、学生なら別ですが、大抵の大人は
仕事、家事、育児、介護と、何らかの抱えている
しがらみにほとんどの時間を費やしています。

僅かに空いた時間は、その疲れを癒す束の間の
休息に充てるだけで無くなってしまいます。

つまり、学習に充てる時間など最初から
無い
のです。

ということは、学習に充てる時間を自分で
作らないと
話になりません。

まずは精神論。

日常の行動の全てにおいて、
少しでも多く時間を作ろうとする
意識を持つことです。

つまりは時間の節約精神です。

幸いなことに、どんなに健康面で不遇であっても、
経済面で恵まれていなくても、
金持ちでも力持ちでも、
有名人でもホームレスでも、
老若男女全てにおいて
1日24時間の持ち時間だけは平等です。

その与えられている24時間のうち、
5分でも10分でも貴重な時間を
積み重ねる癖
をつけましょう。

夕食の後はすぐに風呂に入る。

風呂に入ったらすぐに歯を磨く。

食器を無駄に使わず、洗う食器を一つでも減らす。

洗濯を2日に1度で済むように洋服を使いまわす。

掃除を1か月に1度で済むように綺麗に過ごす。

まとめ買いで買い物に行く回数を減らす。

昼休憩は外食せずに通勤時に買っておく。

何でも良いのでとにかく努力してください。

さもないと、
日常の雑用を過ごすだけで一日が終わってしまい、
いつまでも時間がないと頭を抱え続けるだけです。

とにかく意識し、行動してください。

この過程を経ずに、張り切って1日の
学習スケジュールを先に決めてしまい、
壁に貼ったりしたところで、すぐに破綻して
やる気がなくなるだけ
です。





2:学習時間をねじ込む



僅かでも時間を空けて、積み重ねていく意識付けと
並行し、今度はその空いた時間に学習時間を
ねじ込んでいく意識付けが必要です。

この場合、一問一答の10年分過去問集を利用する
ことが特に有効ですが、学習を続けていくと、
5分でできること、
10分でできること、
15分でできること、
20分でできること、
30分でできること、
40分でできること、
50分でできること、

ということが何かがわかってきます。

5分、10分なんて、意識していなければ
何もしないまま一瞬で過ぎ去りますが、
これらを組み合わせていけば、
空いた時間に柔軟に学習時間をねじ込むことが可能
になります。

例えば私の場合は昼休憩で最大35分、
帰りの電車で最大20分使えることが
わかったので、それぞれその時間でできることを
毎日本試験直前まで繰り返しやっていました。

時間をひねり出すこと、
学習時間をねじ込むこと、

この2つの意識付けが体に染み込むまで、
だいたい長くて2か月程度かかるでしょう。

学習の事前準備期間1か月と合わせて
合計3か月。

本格的な学習はここからです。





3:毎日やる



何事もそうですが、継続している物事を
サボった場合、実力が変わらないままで済むのは
せいぜい2日まで。

3日サボると実力が落ち始めます。

とにかく学習する習慣を体に染み込ませないと
実力をキープできませんので、
どんなに疲れていても、
毎日何かしら
学習しましょう。

10分、いや5分でも良いです。

携帯に保存しているメモを眺めるだけでも
良いですし、問題集をたった1ページ眺める
だけでも良いです。

とにかく毎日やりましょう。

学習しない習慣が染みついてしまうと、
そこから抜け出すことは困難です。





4:体調管理の手間をケチらず、無理はしない



時間の節約精神とは矛盾しますが、
ここはケチってはいけません。

ケチると、より多くの時間を犠牲にしかねません。

例えば、こたつの準備を怠った結果、寒くて風邪を
ひいてしまい、数日寝込んでしまったり、

買い物、洗い物の手間を省くために毎日
ファストフードで過ごした結果、
体を壊してしまったり、

体調が優れないのに冬の寒い中遠くの図書館に
出かけ、その後高熱にうなされる、

ということは、避けなければなりません。

日頃からビタミンサプリメントや手洗いうがい、
マスク着用、冬季は防寒と加湿、と、
健康管理の買い物に費やす時間はケチってはなりませんし、
少しでも具合が悪いと思ったら、まずは
勉強のことはいったん忘れて
すぐに薬を飲んで休むことです。

酷ければすぐに病院に行きましょう。

一人暮らしの非正規雇用はついつい手作り料理を
敬遠しますが、カレーでもチャーハンでも
焼きそばでも卵かけごはんでもよいので、
体調のためにも気分転換のためにも、
たまには手作り料理に挑戦しましょう。

こればかりは急がば回れ、
遠回りこそが近道なのです。

念のため、私が愛用していた
チョコラBBのリンクを張っておきます。
【 社労士試験学習の事前準備 】
でも述べた通り、
マストアイテムは必ず予備も必要
ですから2個分です。









5:まとめ



今回の時間のことは、学習を続けていけば
早い段階で誰しもぶつかる壁の一つです。

越えるにはちょっとした発想の転換と
コツが必要です。

人は常に時間がない生き物
ということです。

時間がないのはあなただけではありません。

焦らないでください。





>>次回【社労士試験学習の眠気対策8項目を解説

>>前回【社労士試験学習を始める前にやっておくべき4つのこと


The 社労士試験のススメ? トップページ