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独学のためには、まず教材を購入しなければ
なりません。
何を買うかで合否は決まりません。
しかし、迷っている時間はありません。
少しでも教材を選ぶ時間を節約できるように、
一通りまとめてみました。
なお、すぐにでも購入できるよう楽天サイトのリンクを張り付けてありますが、
各教材の発行時期はまちまちです。
購入の際は、受験年度を間違えないように!





1:基本テキスト



基本テキストに限った話ではありませんが、
社労士試験は科目の法律がほぼ決まっているので
基本的にどの出版社の教材でも
内容に大差ありません

価格もどれも似たようなものです。

内容の吟味に時間を費やすくらいなら、
厚さや紙質、色やフォント、文字数など、
その本のデザインで自分が気に入ったものを直感的に購入したほうが、
時間の節約になる分有利
です。

そのうえで、各教材の特徴を
簡単に説明していきます。

ちなみに私は、基本テキスト、問題集、模擬試験、
10年分過去問、法改正テキスト、
試験方式過去問集、いずれも
全てTACで揃えていましたので、
できるだけTAC以外の教材を
説明していきたいと思います。



うかる!社労士 テキスト&問題集
富田朗監修 日本経済新聞出版社





表紙に書かれている通り、
テキストと問題集がセットになっているものです。

どのテキストにも例題程度は載っているのですが、
ここまで問題の比重が多いテキストは
他にありません。

その問題も過去問が中心なので実戦力も
養われます。

さらに巻末に、直前の本試験問題が載っているので
本試験の雰囲気を味わえるもの大きいです。

もちろんこれ一冊で合格できるとは言い切れませんが
正直これ一冊あれば、ある程度なんとかなります。

全くの初学者、法律学科以外の学歴者、
あまり自信がない人、
どの教材を買うべきかどうにも決めかねている人は
まずこれを買いましょう。



合格のミカタシリーズ
読めばわかる!社労士テキスト

資格の大原 社会保険労務士講座 編著





TACと同じく、フルカラーです。

フォントも特徴的なので非常に見やすく、
すっと内容が入ってくる造りです。

また、余白が多いのも特徴的です。
学習を進めると、いろいろと自分で書き込むことが
どうしても多くなるので、そういう意味では、
最も独学に適したテキストと言えます。





2:問題集



択一式形式のもの、
選択式問題が充実していること

が必須です。



ごうかく社労士基本問題集
労務経理ゼミナール 著
秋保雅男 監修
中央経済グループパブリッシング


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ごうかく社労士基本問題集 過去&予想 [ 秋保 雅男 ]
価格:3850円(税込、送料無料) (2022/1/13時点)




解説が充実している問題集の代表格です。

覚えなくてはならない表や図解も多く載っているので、
付箋を張り付けて暗記用教材として
アレンジ
するのに最適です。



ユーキャンの社労士 過去&予想問題集
ユーキャン社労士試験研究会 編著





模試2回分付いているのが大きな特徴です。

解説がテキスト並みに充実しているので、
まずはこれを購入し、その後基本テキストを
読み込むというやり方が可能な一冊です。



解いて覚える!社労士選択式トレーニング問題集
資格の大原 社会保険労務士講座 編著




不足しがちな選択式の問題演習に特化したシリーズです。
分野ごとに分冊になっており、特に労一選択式は重宝します。
巻末に過去問15年分(!)が付いているのも大きいです。





3:10年分過去問



出る順社労士 一問一答過去10年問題集
LEC東京リーガルマインド 編著





10年分過去問についてはとりわけ、どの会社も
内容はほぼ同じなので、
本当に紙質やフォントの好みで決めてよいと
思いますが、このLECについては暗記カードの
ような見た目になっているので、
スピードチェックを行うには最適です。

実際に暗記カードとしてバラせるようになって
いないのが残念ですが、それはそれで大変なので
かえってこのほうが良いのかもしれません。





4:法改正テキスト



無敵の社労士3 完全無欠の直前対策
TAC出版編集部 編





これはあえてTACのものを勧めます。

法改正の知識だけでなく、
TAC講師陣がそれぞれ独自の視点で
直前期に相応しい解説をされており、
予想問題も充実しています。





5:試験方式過去問



みんなが欲しかった!
社労士の年度別過去問題集5年分

TAC社会保険労務士講座 編著





TACのものを掲載していますが、
試験方式のものであれば
どの出版社でも良いです。

10年分過去問集があれば、わざわざ別に
過去問集を買わなくてもよいのでは?と思うところ
ですが、「試験方式」というのが重要で、
実際の本試験と同じように、自分で時間を計って本試験をシミュレートできる
ため、直前期の練習には不可欠です。





6:模擬試験



例えばTACでは毎年3月に申込が開始され、
全国中間模試が6月、
全国公開模試が7月に行われます。

自宅受験も可能ですが、基本的には
TAC校舎に出向いて、
大勢の受験生たちと同じ教室内で、
本試験に近い時間割で
模擬試験を受けることになります。

TACの模試は3つの大きな特典があり、
・これでもかというほど解説が徹底した個別成績表
・直前の本試験予想問題集
・試験前1か月間に毎日更新される短い解説動画
と、値段の割に大変お得なボリュームなので、
非正規雇用の独学者でも買い一択です。





7:まとめ



何度も言いますが、教材の選別に
あまり時間をかけない
でください。

結局のところどれも同じなので、
紙質、フォント、なんとなくで
すぐに決めてしまいましょう。

さぁ、これで武器は揃いました。

ここで、ようやく本格学習開始、
と行きたいところですが、
独学の場合、もう少し事前準備が必要です。

この事前準備を怠ると、
必ず途中で失速し、挫折する
ことになります。





>>次回【社労士試験学習を始める前にやっておくべき4つのこと

>>前回【社会保険労務士試験の教材 3つの鉄則


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